GEEQ's ROOM

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育児休暇は決して「休み」ではないと感じた話。

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こんにちはGEEQです。

しょうもない身の上話をすると僕は今年の8月に待望の長男が誕生して新米パパになりました。

産まれて2ヶ月も経つというのにオムツ交換すらままならないビギナーなんですが、先日頼れる妻が結婚式のため子供を5時間ほど僕一人で預かることになりました。

今回はその時に悪戦苦闘しながら感じたことを書きたいと思います。

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面倒見ているようで実は見ていなかった2ヶ月。

これまでの経緯と反省から始めたいと思います(笑)。

結婚して3年。周りと比べると遅い方ですが待望の長男を授かり、昨今の時勢にも鑑み「よーし!育児にはしっかり参加するぞ!!」と良き育メンになることを固く誓ったのが2ヶ月前。

しかし今このブログを書きながらも赤面してしまうほど口だけだった2ヶ月でありました。

妻は看護師資格を持つ助産師で、総合病院の産婦人科に勤務しています。

新生児を扱うことに関してはその道のプロです。

勤務先の病院で出産したわけですが、陣痛が始まると間隔を見ながら病院へ行って入院し、陣痛室なる部屋でお腹に色々機械というか何かのセンサーを付けて陣痛の間隔や強度(?)を測るのですが、担当の後輩らしき看護師さんに「あといいよ!私自分でやるから!」と淡々と言う我が妻。そして陣痛に顔を歪めながら機械から出て来るグラフを見て「チッ…。まだこんなもんかよ。これじゃーまだまだ産まれねぇな。」と言い放つ我が妻。

もうこの辺りから僕がドラマ「コウノドリ」とかで想像していたような感じとは大きなズレが生じています。

陣痛に苦しむ奥さんを健気にさすったり勇気づけたり。たまに助産師さんや看護師さんに指示を受けたり…。

現実は鬼の表情の妻にあれして!これして!と的確な指示を受け「はいっ!」とてきぱきこなす感じ。控えめに言ってスパルタです。鬼軍曹的な感じです。

そのままの流れで予定していなかった立ち会いもすることになり、何の役に立ったかはわかりませんがこれまでにない感動と安堵を覚えました。もちろん妻の頑張りには心からの感謝しかありません。

そして一週間入院し、退院後は同じ市内の実家へ里帰りしました。

妻は産休と育休を合わせて約1年あります。そのうち3ヶ月ほどは僕は仕事が終わったら妻の実家に寄って二人の顔を見て家に帰ります(今はこの期間)。

休みの日は勿論妻の実家に行くのですが、冒頭に誓ったように何か手伝おうとするのですが何しろ妻の手際が恐ろしく良い。初産のだというのに何でもできてしまう。

言い訳をするとここで既に甘えてしまったんでしょうね

しかも妻の実家には両親に加えて祖母、0歳児の預かりもできる保育士の妹がおりまさに人材の宝庫。

…これほど育児経験者と即戦力がいるとなかなか出番がありません。

一応オムツ交換や搾乳を哺乳瓶でやったりはしましたけど本当に数回でした。

今思えばアドバイスされながら「何となくできた」程度のものなのに、あ、俺でもできる!と思ってしまったのが何とも浅はかです。

 

一人で預かってみてわかったダメっぷり。

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正直なところ最初「預けて大丈夫?」と言われた時はなんとかなる気がしたので二つ返事でOKしましたが、いざ預かってみるとみるみる不安になっていきました。

  • オムツってどれくらいの頻度で変えてるんだろう?
  • ミルクって何時間間隔だっけ?
  • ゲップしないまま寝せてもいいの?
  • そもそも泣いている理由がわからない。
  • 吐いちゃったらどうするの?
  • etc...

考えだしたらもうキリがありませんね。

静かに寝てくれれば多少は頭も体も休めるんですけど生後2ヶ月だとそうはいかない。

泣き出してオムツ替えてミルクあげて抱っこしてあやして寝せて…寝たと思って布団に置いたら起きて、また泣いて…。

情けないことですがこの1クールで疲労困憊になりました。

こんなハードワークを妻は毎日やっていたのかと心の底から驚愕しました。

経験値が無さすぎるからなんでしょうけど本当にトイレに行くのも一苦労だしうたた寝なんか夢のまた夢という感じ。

昼ご飯にラーメンなんか食えたもんじゃない。

抱いているのも長時間だとまるで筋トレのようです。意外と立ってしゃがんでという動きが多いのがまた…。

ほんの5時間だというのに身も心もヘトヘト。

結婚式を終えて帰ってきてくれた妻は冗談抜きで神様に見えました

 

「育児休暇」は働いてるのと同じかそれ以上に大変。

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ここまで先日の顛末を書いてみました。

育児に対するなかなかの舐めっぷりに書きながらも反省しきりです。

しかし経験してみることで傍目には淡々と文句も言わずむしろ心から楽しみながら育児をしている妻の凄さ、懐の広さ、愛情の深さを知ることができました。

極端な言い方をすると、「育児休暇」というのは字面だけを見ればまるで休みのような印象を受けます。(労働か否かという形式的な話ではなく。)

でも実際は少し違っていて、確かに仕事は休んでいるけれど生まれたての小さな命に常に目と心を配り、手をかけ、自分のことは二の次で努力しています。

男性の育児休暇の取得率が話題になったりしますが、取得率は3%未満、取得日数は5日未満が半数以上だそうです。

僕はこの手のニュースを見るたびに「5日未満なんて取る意味ないだろ」と思っていたんです。でも今回の経験で例え5日でも決して意味がないとは言えないんじゃないか、たった5日でも妻が本当に休める、リフレッシュできるのならそれは意味があるんじゃないか、そう思うようになりました。もちろんもっと長く取れた方が喜ばれるかもしれませんけどね。まだまだそうはいかないのが現実というもので(*_*)

 

たった一日で見事な手のひら返しに我ながら呆れますけど率直な感想でした。もう育休中の妻に「休みで羨ましい」なんて口が裂けても言えませんね^^;

「いつでも預かるよ!」と言えるようにもう少し精進したいと思います。

 

 

 

本日はここまで読んでくださりありがとうございました!