こんにちは、GEEQです。
先日のAmazon「Echo」に続き、本日我が家2台目のスマートスピーカーがやって参りました。
▲ソニー初のスマートスピーカー「LF-S50G」です!
12月9日発売のはずですが何故か2日も早く届きました。
先日のEchoはAlexa搭載ですがこちらはお馴染みのGoogleアシスタント搭載です。
「そんな似たようなの2台もいらんだろ…」
という声が聞こえてきそうですね。
しかし僕は以前▼こんな記事を書いておりまして。
IFAでの発表からずっと気になっていたのであります。
そのため同じAI搭載のGoogle homeは華麗にスルーしていたんですね。
正直この手の商品は今後どこが覇権を握るかまだ分かりません。ということでAmazonとGoogleどちらにも手を出してみました。
まぁ僕は昔ゲーム機を買う時にセガサターン→ドリームキャストと敗者の道を歩んだ苦い経験がありますからね。
どちらかを書斎、どちらかをリビングに置いて使おうと思います。
という訳で世のブログ界隈はAmazonのサイバーマンデー記事が賑やかしいですが僕は黙々とこの記事を書こうかと…。
AmazonのEchoにしようか、それともGoogle系にしようかと悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです。
それでは早速レビューしたいと思います!!
- 開封→外観・デザインをチェック
- 設定はアプリを使って楽々完了!
- 音声操作だけじゃない!LF-S50Gはジェスチャー操作が可能。
- 気になる音質は?Amazon Echoと比べてみて分かった良い点と気になる点。
- まとめ:LF-S50Gは音楽再生メインでも使える!またGoogleアシスタント対応製品の多さは大きなアドバンテージ。
開封→外観・デザインをチェック
例によって開封から外観チェックをしていきます。先程の写真の箱を開けます。
▲…また箱ですね。最近のソニーはこのパターン多し。
▲スポッと箱を上に引き抜くと本体が現れました。箱の下段には電源アダプターとマニュアルが収まっています。
▲本体・電源アダプター・マニュアルのシンプルな3点セット。Echoと同じですね。
本体は円筒形でスピーカー部はファブリック素材を使用。360°音が広がるようにするためか各社何となく似ています。
▲正面から。
これは電源投入後セットアップが済んだ状態です。本体中央にデジタルで現在時刻が表示されます。
ここは外観上他社と大きく差別化してきたところですね。Echoも本家Google homeも話しかけないと時刻は確認できません。
本体背面にはNFCタグがさりげなくあります。このNFCもしくはBluetoothでペアリングすると、LF-S50Gを外部スピーカーとして使うことができます。
▲本体底部のパーツは鏡面仕上げのようになっていて高級感があります。
底部背面にはBluetoothペアリングのためのボタンと、マイクOFFのボタン。
▲見落としそうになりましたが底面にもボタンがありました。
時計の輝度を調整するDIMMERボタンとジェスチャー操作(詳細は後述)を無効化するHOLDボタンですね。
▲せっかくなので並べてみました。
LF-S50Gの方が一回り大きいです。重さは同じくらい。
▲Echoは操作系が全て天面に集約されていましたがLF-S50Gは何も無い…ように見えます。
しかし実はセンサーがあり天面付近を空を切るように手をかざすとアシスタントの起動や曲送り、ボリューム調節などのジェスチャー操作が可能です。
ぱっと見では両者似ていますが価格差相応に細部は結構違うんだなという印象です。Echoと比較すべきはやはりGoogle homeですかね。
設定はアプリを使って楽々完了!
本体には液晶画面などは備えていないので、スマートフォンにアプリをインストールして設定していきます。
セットアップは「Google Home」アプリから
Echoの時はAmazon Alexaアプリを使いましたがLF-S50GではGoogleの「Google Home」アプリを使ってセットアップします。
セットアップと言っても特に難しいことはなく、起動後すぐにデバイスの登録を促されるので支持通りに進めるだけです。
この時セットアップに使うスマートフォンとLF-S50Gが同じSSIDのネットワークに接続しているようにしましょう。
同じルーターに接続していても2Gか5Gかが違うとセットアップできません。
▲無事登録されました。
とりあえず書斎に置くので設置場所から「書斎」を選択しました。他にも「ベッドルーム」や「リビング」などから選べます。
ここまで完了したらもう使い始めることができますが、できればもう少し詳しい設定もしておきましょう。
▲この「デバイス設定」からもう少し細かな設定を行うことができます。
例えば予定を聞くためのGoogleカレンダーの設定や、音楽を聴く時のデフォルトのサービス、ニュース提供元、動画サービス(Netflix)との連携などです。
Echoでは使えなかったSpotifyが対応済み!
Spotifyユーザーとしては最初からSpotifyが使えるのは嬉しいところ。
▲僕の場合は最初から音楽再生はSpotifyに設定されていました。他にはAWAなども設定できるようです。
しかしAmazon Musicアプリは出てきません(笑)動画もAmazon系は無し。
最近「Fire TVでYouTubeが見れなくなる」というニュースがありましたけどユーザーとしては持ちつ持たれつ仲良くやってくれよと言いたい…。
あとはChromecastやChromecast built-in TVなど他に連携可能なデバイスがあればそれらを登録して設定は完了です。
音声操作だけじゃない!LF-S50Gはジェスチャー操作が可能。
音声操作はスマートフォン版と遜色無し。お馴染みの声で応えてくれます。
恥ずかしいので動画は上げられませんが、思いつく限りのことを一通り話しかけてみました。
うん。スマホ版と何ら変わりないですね。
ただEchoと比べると若干耳が遠いのかな〜という印象。音楽再生時は少し声を張るとほぼ認識してくれます。
天気予報の時の地名は正確でした。Alexaさんは未だに読み間違ってます…。
恐らく他社には無いであろうジェスチャー操作が便利!
さっきチラッと紹介したのですが、このLF-S50Gにはジェスチャー操作機能なるものが搭載されています。
これは本体の天面付近を手や指でササッと空を切るように動かすと話しかけなくてもある程度の操作ができるというもの。
▲こんな感じですね。※画像は公式サイトより
本体は防滴仕様なのでキッチンなどの水回りでも使えます。
しかし手が濡れていたり油が付いていたりするとなかなか触ることはできないですよね。
もしかしたら蛇口の音やヤカンの音で音声操作が認識されないかもしれません。
そんな時の咄嗟の操作にはかなり役立つと思います。
実際僕もデスクの隣など手の届く範囲に置いて音楽を聴いていると、話しかけるより手でシャシャっと曲送りした方が簡単かも…と感じました。
ジェスチャーも難解なものでなく、直感的にできる動きなのも覚えやすくてとても良いです。
気になる音質は?Amazon Echoと比べてみて分かった良い点と気になる点。
音楽再生だけがスマートスピーカーの華じゃないというのは分かってるんですが、やはり音質は気になるところです。
音楽再生時の音質は期待以上!さすがはソニーといったところ。
そこは流石のソニーさん。いい意味で期待を裏切ってくれました。
正直なところEchoがそれほどでもなかっただけに、LF-S50Gの音の良さには驚きました。
まず低音がしっかり出てくれます。
サブウーファーもしっかり搭載してきましたからね。
音像もはっきりしていますし、そして360°満遍なくしっかりと音が広がってくれます。モニタースピーカーのような配置で使うと微妙なところなのでなるべく部屋の中心に置いて使いたいところです。
ソニーは以前から小さいボールみたいなアクティブスピーカーとかありましたよね。あれの上位互換といいますか、数段上の音質に感じました。
しかし純粋なオーディオ用のスピーカーと比べるのは酷な気がします。
Chromecastとの連携で動画再生などでは一歩リード
EchoはまだFire TVなどと連携した動画サービスの音声操作にはまだ対応していません。
しかしLF-S50G(これに限らずGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカー)は先程のNetflixやYouTubeなどの動画を音声コマンドから起動して再生することができます。
Chromecastなど対応する他製品が必要ですがビルトインされた他社製のテレビやスピーカーなどが非常に多くあるのは大きな魅力ですね。
▲またこちらのスマートリモコンを使えば、従来の家電もスマートスピーカーから音声で操作することが可能になります。赤外線リモコンで動く家電であればどんなに古くてもスマートスピーカーからコントロール出来る優れものなのでかなりオススメです。
Amazon Echoと比べても音質は上。しかし外部出力などは融通が利かない…。
Amazon Echoと比較すると音楽再生時の音質は間違いなくLF-S50Gの方が上です。
Echoがとんでもなく酷いという訳ではなくあまり音楽再生にこだわって作ったという感じではないんですね。
なのでEchoはBluetoothで外部スピーカーを接続して出力しています。
▲また写真のようにAUX端子があり有線でも出力出来るようになっています。
この様にEchoからは何となく「音質にこだわるなら他のスピーカーに繋いでね!」という意思を感じるわけです。
しかし対するLF-S50GはBluetoothによる外部スピーカーなどへの出力はできません。Bluetooth接続したスマートフォンなどの音楽を鳴らすことはできますが…。
先程の外観チェックでも見たように有線の出力も無し。
ここがLF-S50Gの唯一気になった点です。
いつものソニーならこんなケチくさいことはせず端子など色々付けてきそうなんですが…。
本家のGoogle homeもこんな感じみたいなので何かGoogle様のお達しでハードウェア的な縛りでもあんのかな?なんて根拠の無い邪推をしてしまいました^^;
ただし外部スピーカーでの音楽再生が全く出来ないということではなく、今のところGoogleの「Chromecast audio」をスピーカーに繋いでWi-Fi経由でキャストするか、最初から「Chromecast機能がビルトインされたスピーカー」にキャストすれば外部スピーカーを使って音楽を聴くことができます。
▲このようなWi-Fi対応のスピーカーだとChromecastの機能が予め内蔵されているのでこちらにキャストすればより高音質で音楽が楽しめます。
僕としては予想していたよりも良い音だったのでこれでも十分かなぁ…という感じです。何より単品で聴いた方が簡単でシンプルですし。
▲対応するメジャーな音楽サービスを表にしてみました。
対応サービスはやはりGoogle系のスマートスピーカーの方が多いですね。
Amazon Echoは対応サービスは少なめですが、無料・有料どちらも自前のサービスを用意しているのでプライム会員ならあれこれ契約せずともすぐに使い始められます。
まとめ:LF-S50Gは音楽再生メインでも使える!またGoogleアシスタント対応製品の多さは大きなアドバンテージ。
長くなってきたのでそろそろまとめたいと思います(^_^;)
今回購入したLF-S50Gは音楽再生をメインに考えた場合でも十分に活躍してくれる"オーディオメーカーのソニー"らしいスマートスピーカーでした。
他社製よりも確実にオーディオ機器寄りになっていますので音楽再生を中心に検討されている方にはぜひ候補にしてほしいです。
またデザインや独自の機能という点でも優れていると思います。
ソニーは先述のスピーカーに限らずAndroid搭載のテレビなども多く手がけているので、そうした製品を所有している人たち、もしくはGoogle系の対応サービスを多く使っている人たちには間違いなくおすすめできる商品です。
逆に音声操作のスムーズさや音声認識性能といった面では「Alexaって優秀だったんだな!」と思わせる一面もありました。
やはり実際に比べてみないと分からないことも多いですね。
色々な比較記事も読みましたけど、「スマートスピーカーでできること」という点では、Echoも本機を含めたGoogle系のスマートスピーカーもルンバや照明を操作したりできますし、先程の動画関連を除いてまだそこまで大差無いように思いました。
僕は勢いで両陣営のスマートスピーカーを購入してしまいましたが、自分が気に入って使っているサービスの対応状況などを見て冷静に選ぶのがいいのかなと思います。
▲詳しい商品説明はこちらのソニー公式ページからどうぞ!
▲でもこのスピーカーかなり満足度高いです。買ってよかったものに入りますよこれは。そしてAmazonは本当にGoogleアシスタント載ってるだけで締め出すんだな…。
▲Amazonの各種サービスとの親和性は間違いなくEchoの方が優れています。music unlimitedもEchoプランであれば月額380円と脅威の安さです!
▲ルンバやChromecastを操作してみたレビューはこちら!
▲music unlimitedのEchoプランについてはこちらに詳しく書いたのでもし興味のある方はぜひご覧下さいm(_ _)m
▲その他の僕が今年買ってよかったものはこちらにまとめています。ソニー製品多し!
本日はここまで読んでくださりありがとうございました!