GEEQ's ROOM

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質感の変化を楽しめる真鍮製ボールペン、ystudio「ブラッシング・ボールペン」をレビュー

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こんにちは、GEEQです。

先日台湾に行ってきまして、以前からずっと気になっていたM.I.T=Made In Taiwanな文具ブランド、「ystudio」のボールペンを購入してきました!

 

…と言ってもわざわざ台湾まで行かなくても今は日本でも買えます(^_^;)でも僕はどうしても現物を見てから買いたかったので現地でじっくり見て、触ってきました。

写真で見るよりもはるかに高い質感と重量感、美しいデザインと仕上げに感動し、無事購入となりました。

今回はそんなystudio「ブラッシング・ボールペン」のレビューをしたいと思います。

 

ystudio(物外設計)について

初めて聞く名前だ!という人も多くいらっしゃると思うのでまずystudioについて簡単にご紹介したいと思います。

ystudio(物外設計)は台湾のデザイン会社で、文具はこの会社の「文字的重量」というシリーズで展開されています。

「手書きの機会は少なくなったけれど、その特別な時に相応しい文具」を目指して作られています。

万年筆は発売前に予約が殺到するなど製品に対する評価は高く、日本のみならずヨーロッパへの販路も拡大中なのだとか。

冒頭でも触れましたが観光メインの台湾のガイドブックにもメイド・イン・タイワンな素敵なブランドとしてかなり紹介されています。

外観・デザイン

それでは早速見ていきたいと思います。

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▲まずはパッケージから。もう箱からかっこいいです。

「the weight of words = 文字的重量」ということですね。意外?にも漢字は全く見当たらず。

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▲内容物はこんな感じです。

特筆すべきは画像の1番右にある紙ヤスリ

「ブラッシング」という名の通り、このヤスリを使って塗装をわざと落とすことで、自分だけのオリジナルな風合いをデザイン出来るようになっています。(もちろんそのまま使って自然な変化を楽しむことも出来ます。)

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▲こちらがペン本体。

六角軸でシンプルながらも非常に高級感のあるデザインです。素材に真鍮と銅を使い、見た目以上に重量感もあります。

塗装はブラックですが、ブラッシングや長く使っていく中で自然と塗装が落ちることで、中の輝く真鍮が使う人それぞれの風合いで姿を見せるようになっています。

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▲ノック式のような見た目をしていますが実際はノック部を押して回すと固定されるツイスト式です。

ブラックとゴールドのコントラストが本当に綺麗です。

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▲お店で試筆させてもらった時は説明書無かったので必死にノックしてました。ちゃんと書いてあるのね。

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▲ノック部を外すと中が真鍮の綺麗なゴールドなのがよく分かります。

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う~ん美しい!!

クリップが無いのはもしかしたら好みが別れるところかもしれません。

 

リフィル(替芯)について

ボールペンということで気になるのはリフィル。海外ブランドということで独自規格だったり入手が難しい物だったらどうしようと思うものです。

でもご安心下さい

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▲はい、こちらがそのリフィル。最初はシュミットのP900が入っています。

つまり大正義G2規格、パーカータイプなのです。

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▲ピンと来た方もいらっしゃると思いますが、画像1番上の日本が生んだ超絶ヌルヌル低粘度インクである三菱「ジェットストリーム」も使えます!!(※差し込み部分が浅いので少し工夫が必要)

他にも本家パーカーは最近ゲルインクも発売したのでお好みで替えても良いと思います。

 気になる書き心地は???

さて、ペンの最も重要な部分であると言っても過言ではない書き心地についてです。

少々辛口に評価するならば普通です。可もなく不可もなく。

初期セットのリフィルが日本では当たり前の低粘度インクではないのでめちゃくちゃ書きやすいということはありません。

しかし本体の重さがそれなりにある(重過ぎるということではない)お陰か、低粘度インクではないにも関わらず筆圧をそれほど掛けなくてもスルスルと筆記出来ます。

少なくともパーカーのジョッターなど軽めの海外製ボールペンよりも書き心地は一段上です。

しかしジェットストリームやアクロボールに慣れてしまっているとなかなか厳しいところかなーというのが正直な感想。

先程も書きましたがもし不満な場合はリフィルを交換すれば解決すると思います。

 カスタムや経年変化も楽しめる末永く使えるボールペン!

元々が飽きのこないデザインであるにも関わらず、まるで革製品のようなエイジング、経年変化の楽しめる「ボールペン」というのはなかなかお目にかかれないように思います。

筆記性能に関してもリフィルの選択肢がいくつかあり自分好みにカスタムが可能と、より愛着を持って末永く使える素晴らしい製品だと思います。

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▲これは公式サイトの画像ですがブラッシングで塗装を綺麗に落としています。

 

このような遊び心はなかなか日本メーカーには見られません。

ここまで削る勇気はまだありませんが、優しく丁寧に使うというよりはしっかり使い込んで自分色に染めていきたい!と思わせてくれるボールペンでした(*^^*)

ちなみに▼こちらの団子さんの「文ログ」ではystudioのシャープペンシルをレビューされています!気になった方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね(*^_^*)

bunlog.net

本日はここまで読んで下さりありがとうございました!