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【Kaweco】アルミ×カーボン素材のスタイリッシュな万年筆!カヴェコ「AC スポーツ」レビュー【万年筆】

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こんにちは、GEEQです。

今回は久しぶりにグッと来た万年筆を紹介します。

アルミ削り出しのボディに本物のカーボンをあしらえた万年筆、カヴェコ「ACスポーツ」です。

「アルミ×カーボン」、何かこう男心をくすぐる感じがしませんか???

よくある樹脂や真鍮製ではありません。

まるでスポーツカーやロードバイクのような素材感と言いますか…。

結論から先に書くと、個性的な見た目も良いですが書き味もかなり素晴らしい万年筆でした。

そんなカヴェコ「ACスポーツ」を手持ちの万年筆との比較も交え詳しくレビューしたいと思います!

【外観など】スタイリッシュなデザインと高級感のある仕上げが美しい!

まずは開封から外観を見ていきましょう。

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▲カヴェコお馴染みの缶ケースに収まっています。説明書とステッカーが同梱。

ACスポーツは購入したレッドの他にブラック、シルバーがあります。

また万年筆だけでなくボールペン、ローラーボール(水性ボールペン)、シャープペンシルもラインナップ。

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▲こちらが万年筆本体。かなりコンパクトで個性的な形状をしています。クリップもオプションになっていて一見すると万年筆に見えないかも…。

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▲キャップを外しました。こうして見ればちゃんと万年筆らしいですね。

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▲少し寄ってみました。この万年筆最大の特徴とも言えるカーボンの模様が美しいですね。

これはよくある見せかけの「カーボン柄」ではなく本物のカーボン素材が使われています。(なのでその分はしっかりお値段に反映されています…。)

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▲首軸を外したところ。

ネジ切り部分の加工も非常に精度が高いです。引っ掛かりやグラつきは一切ありません。

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▲こちらはペン先。金ではなくスチール製のペン先です。

日本では中字(M)のみの販売ですが、修理扱いとして他の字幅、14金ペン先に交換することが可能です。

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▲インクカートリッジ。最初はカヴェコ純正のカートリッジが一本付いてきます。

ヨーロッパ共通規格(ショートタイプ)なので、他にもモンブランやペリカン、ファーバーカステルなどのカートリッジも使えます。

ちなみにカヴェコの「スポーツシリーズ」には同じ形で樹脂製のよりリーズナブルなタイプも多数展開しています。

 

手持ちの万年筆と比較

先程コンパクトだと書きましたが、分かりやすいように手持ちの万年筆と比較してみました。

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▲まずはパイロットの「カクノ」と並べてみました。

キャップをした状態でカクノは全長が約13センチ、ACスポーツは10.5センチ程しかありません。

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▲キャップを外して並べてみました。

こうして見るとかなりのショートサイズに見えますが、持ちにくさや書きにくさは全く無く、重心バランスも最適で非常に持ちやすいです。

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▲ほぼ同価格のペリカン「M200」との比較。見た目はACスポーツの方がコンパクトですが重さはM200の方がかなり軽いです。

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▲ACスポーツは実測で21gあります。先程のペリカンは14g程しかありません。

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▲奥からデルタ「ドルチェビータ」・ペリカン「M200」・カヴェコ「ACスポーツ」・ラミー「ルクス」と並べてみました。

やはりACスポーツが一番コンパクトです。右隣のラミーがやたらデカく見える…。

デルタとペリカンは工芸品、カヴェコとラミーは工業製品的な美しさがありますね。

【書き味】想像していた以上にぬるぬる書けて申し分無し!

書き味についてです。

ペン先がスチール製ということで正直それほど期待していなかったのですが、良い意味で期待を大きく裏切ってくれました!

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インクフローがとても良く、線も均一で文字通りぬるぬる書けます。

「これ本当に鉄ペンか???」と思うくらいの適度な柔らかさと、筆記時の抵抗の少なさには驚かされました。

もちろん中字という字幅の太さや純正インクの粘度なども関係してくるとは思いますが、それを含めても想像以上に良かったです。

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▲カクノの中字(M)と比較。

カクノも1000円とは思えない書き味ですけど、ACスポーツと比べるとカリカリと抵抗があることに気付かされます(特に縦線)。

海外メーカーの万年筆の字幅は日本メーカーよりも太く出ることが多いのですが、ACスポーツはカクノとあまり変わりないように見えます。

書き味があまり好みじゃなかったら金ペン先に交換を考えてたんですけど杞憂でしたね。このままでも充分です。

見た目も書き味も大満足!コンバーターが使えないのは少し残念。

デザイン・質感は僕好みのどストライク、書き味も鉄ペンとは思えないインクフローと心地良い滑らかな書き味ということで、試し書き無しで買ったので内心ドキドキでしたが満足のいく買い物となりました(*^^*)

唯一少しだけ残念だったのはコンバーターが使えないことです。軸のサイズや構造上仕方無いのかもしれないですがもしお気に入りのボトルインクが使えたならばもっと満足度は高かったと思います。

とは言えヨーロッパタイプのカートリッジであれば他社のインクも使えるので、その中から好みの色を選ぶのも楽しいかもしれません。

コンパクトなので携帯性にも優れていますし、丈夫な素材で造られているので普段の持ち歩き用にガンガン使っていきたいと思います(^^)/

しばらくカヴェコ熱が続きそう…(;´∀`)

本日はここまで読んで下さりありがとうございました!