GEEQ's ROOM

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【レビュー】Lenovo Yoga Tab Plus 大画面でパワフルな万能タブレット

こんにちは、GEEQです。

前回に引き続きLenovoのタブレットのご紹介です。

そう、実はLegion TabだけでなくYoga Tab Plusという12.7インチのタブレットも買ってしまいました。

今回はその購入に至った理由と、使用感などのレビューを書きたいと思います。

【公式ストア】Lenovo Yoga Tab Plus

何で2台目として買ったのか

先に買ったLegion Tab、ハイエンドに分類されるんで当たり前ですがこれがまぁサクサク動く。fire HDとは雲泥の差です。

こうなってくるとクリエイティブ系のアプリ、RAW現像でLightroomとか動画編集でLumaFusionが使ってみたくなる訳です。

それで使ってみると難なく使えてしまう。
Androidタブレットもようやくこんなことが出来るようになったのかと感動しつつも、Legion Tabは8インチなので画面がちょっと小さいんですね。画像や動画を扱って作業するにはちょっと小さい。

じゃあ大きいのを買えばいいじゃないということで同時発売されていた12.7インチのYoga Tab Plusを追加購入した次第です。

Yoga Tab Plusの特徴

以下ざっくりとYoga Tab Plusの特徴をご紹介します。

  • 3K解像度ディスプレイ(2944×1840)と144Hzリフレッシュレート
  • Snapdragon 8 Gen3+16GB RAM/256GBストレージ
  • 10,200mAhバッテリー(45W急速充電対応)
  • Harman Kardon製6スピーカーとDolby Atmos対応
  • Lenovo Tab Pen Proスタイラス付属(4096段階筆圧感知)
  • AI Now機能(オフラインAI処理可能・現在英語のみ対応)

やはり大画面を生かしてアプリを複数開いて作業したり、付属のスタイラスペンと色域の広い高品質なディスプレイを活かしたクリエイティブ作業に向いているタブレットだと感じました。

Lightroomだとこれくらい表示領域に差が。

想像していた通り、Legion TabよりもLightroomやLumaFusionでの作業がしやすいです。画面の大きさだけでなく、ペンの精度の高さも理由の一つです。アプリの細かなスライダーを動かしたりするのが指よりも楽。

イラストは描かないのでわかりませんが、ノートやメモを書いた限りでは遅延や精度の面で以前使っていたApple Pencilに劣るような印象はありませんでした。

もちろんNetflixなどでのコンテンツ消費も快適そのものです。ディスプレイは有機ELではないものの、輝度も高く美しい映像が楽しめます。そして音に迫力がある。タブレットでこんな感想を持ったのは初めてかもしれません。さすがHarman Kardon。

あとアプリのウインドウ表示などPCライクに使えるPCモードが非常に便利です。

オプションのキーボードパックを装着。

▲別売りのキーボードパックを取り付けることで完全体になります。

こうすることでタッチ操作前提のタブレットUIから、よりキーボード・トラックパッド操作向きのPCモードへ変更が可能。

▲PCモードにするとホーム画面がPCモード専用のものに切り替わります。
一番最初これがよくわかっておらず、ホーム画面に並べたアプリやウィジェットが全部消えたので焦りました。PCモードで使いたいアプリを選んで再配置しましょう。

▲画面分割はタブレットに限らず既に一般的ですが、よりマウス・トラックパッドで操作しやすいUIになってます。僕の場合は調べ物をしながら文章を書いたり、動画を見ながらメモを取ったりが主な使い道になっています。

Yoga Tab Plusなら大画面を活かしてアプリ3~4個は大丈夫な印象です。

便利な機能ではありますが、操作感がガラッと変わる(タップがダブルクリックになったり)ので慣れが必要だと感じました。使い手も瞬時に頭を切り替えないと誤操作多発します。

トラックパッドジェスチャーも色々あるけど覚えるのが大変。

 

Yoga Tab PLusの良かったところと微妙なところ

ここからは実際に2ヶ月使ってみて感じた、Yoga Tab Plusの良かったところ・微妙なところを書きたいと思います。

Yoga Tab Plusの良かったところ

  • クリエイティブな作業やメディア視聴に最適化された12.7インチの大画面
  • Snapdragon 8 Gen3+メモリ16GBで「出来ないことがほぼ無い」パワフルな性能
  • タブレット単独でもちゃんと実用的なPCモード
  • 実はしっかりゲームもできる

まずは何と言っても12.7インチの大画面です。これまで11インチまでのタブレットしか使ったことがなかったので正直大き過ぎないかと不安でした。

しかし実際使ってみるとなかなか快適で、特に以前iPad Pro11インチで画面分割をしてみて感じた窮屈さがありません。たった1インチちょっとでこれほど感じ方が違うのは驚きでした。

iPad Proが窮屈に感じたのは画面比率の違いもありそう。

以前(少なくともLegion TabとYoga Tab Plusを買う前)は、タブレットでRAW現像や動画編集するならiPad一択だろうと考えていました。

ところが実際に使ってみるとAndroidタブレットでもLightroomもLumaFusionもサクサク動きますし、手書きアプリだって傑作こそ少ないけれど遜色ないものがちゃんとあります。Androidもいつの間にか随分と進化していてちょっと感動。

Yoga Tab Plusほどの性能があれば大抵の作業が快適にこなせると思います。

LumaFusionでは4K素材でもスムーズに動画編集できます。

Appleのエコシステムにどっぷり浸かっている人が無理に移行する必要はないけれど、これからタブレットを買うという人の受け皿には十分なり得ると感じます。

PCのサブディスプレイ化も可能。

Windowsとの連携もiPadより進んでいて、Android標準のQuick ShareやLenovo独自のSmart Connectを使うことでワイヤレスでファイルのやり取りもできますし、タブレットをPCのサブディスプレイにすることもできます。

そして実はゲームも快適です。▲のように据え置きでコントローラーを使ってプレイするならLegion Tabより画面が見やすく快適かもしれません。

正直なところここまで万能に使えるとは思っていませんでした。Yoga Tab Plusの性能が良いのもあるけれどタブレット向けのAndroid OSがここまでちゃんと使えるようになっているとは…。見直したよAndroid。

費用対効果も高いと思います。競合になるであろうiPad Airの13インチ 256GBは本体だけで144800円です。対するYoga Tab Plusはスタイラスペン付きで89980円、別売りのキーボードパック(14850円)を付けても合計104830円(Lenovo公式の価格)です。SamsungのGalaxy Tabシリーズと比較してもお値打ち価格だと思います。

Yoga Tab Plusの微妙なところ

続いてはちょっと微妙だなと思ったところ。

  • 売りのAI機能が日本語未対応(現在は英語のみ)
  • 別売りキーボードパックを使うとバッテリーの減りが早い
  • 純正カバーが日本で売っていない

今や何でもかんでもAIが搭載される時代です。Yoga Tab PlusにもLenovo AI Nowなる機能(アプリ)が搭載。ですが初期のGoogle GeminiやApple Intelligenceのようにこちらも例に漏れず日本語は後回しになっています。何ができるのかも分かりにくい。

バッテリーですが、キーボードパックを取り付けて集中して作業をしていると結構減りが早いと感じます。キーボード側にバッテリーが搭載されておらず、本体からの給電で動作するタイプなのでその分電池を食う感じ。しかしそのおかげでキーボードパックを薄く軽く作れる利点もあるので難しいところ。

LenovoはPCやChromebookも作っているのでこういうのはお手の物。

そして純正のカバーが日本未発売です。何故なの。。
キーボードパックをケース代わりにしろってことかもしれませんが別に常にキーボードを持ち歩く訳じゃないですよね。
社外品がAmazon等で売っていますが純正のようなマグネットでワンタッチ取り付けできるタイプは今のところ見つけられません。
仕方ないのでアリエクで個人輸入しました。やっぱり純正はフィット感が良い。

背面にバチっとくっつく純正カバー。

背面上部のカメラバー部分はむき出しなので別途保護フィルムを貼ると安心かもしれません。

あとは先ほども言及したAI NowなどLenovoオリジナルの各種機能についてもう少し詳しい説明があれば良いなと感じました。
高性能な分出来ることが非常に多く、使いこなすまである程度時間がかかります。理解を早めるためにももう少し親切なサポートページなりチュートリアルなりが欲しいです。

まとめ:何でもそつなくこなす万能型タブレット。今後のアップデートにも期待。

先に購入したLegion Tabを使っていて何となく性能は想像出来ていたつもりでしたが、まさに期待通りの活躍をしてくれました。

クリエイティブ系のアプリから動画や電子書籍などのエンタメ系、そしてゲームまで何の不満もなく快適に使える万能型のタブレットでした。

今回初めて8.8インチと12.7インチという異なるサイズの2台持ちをしてみた訳ですが、ちゃんと目的に応じて使い方に棲み分けできるものですね。

タブレットの性能だけでなく、今回はAndroid OSの進化にも改めて驚かされました。同じAndroidでもスマホだけ使っているとなかなか分からないものです。

AI機能の日本語対応など今後のアップデートにもとても期待しています。

タブレットを検討中の方はぜひこのYoga Tab Plusも候補にして頂ければと思います‼

本日はここまで読んでくださりありがとうございました!