こんにちは、GEEQです。
先日Twitterを眺めていたらとても気になるボールペンの情報があったので買ってみました。
▲それがこちらのゼブラ「X-701」です。
え?聞き慣れない名前ですって???まぁそれもそのはず。このペン、日本の文具メーカーであるゼブラの製品ですが、日本未発売の海外モデルなのです。
単純に珍しいということだけではなく、日本ではあまり見かけないいくつかの魅力的な特徴を備えたボールペンです。
Twitterを見て「あ、これは欲しい」と思いすぐにアメリカのAmazonで注文してしまいました。
注文から一週間かけてようやく手元に届いたので早速ご紹介したいと思います。
- 上向き筆記も出来る加圧式、ミルスペック(軍用の耐衝撃性規格)準拠の頑丈なボディ
- 低粘度インクではないがインクフローが良く書き味は悪くない
- X-701は見た目も機能も個性的なボールペン。ぜひ日本でも発売して欲しい!
上向き筆記も出来る加圧式、ミルスペック(軍用の耐衝撃性規格)準拠の頑丈なボディ
▲こちらがはるばるアメリカから届いたX-701です。
軸はスチール性で非常に頑丈な作り。ほぼ黒一色の質実剛健なデザインです。
アメリカ軍が物資を調達する際の基準であるミルスペック(このペンの場合は耐衝撃性能)が付与されています。
更に空気圧を利用してインクを送り出す加圧式で、普通のボールペンだと不可能なペン先を上にした状態での上向き筆記も可能です。
▲軸の上部にはストラップホールが付いています。紐を通して首から下げるなどフィールドワークやアウトドアで使いたい人には嬉しい装備です。
▲分解してみました。
同じ加圧式である三菱のパワータンクと違い、替芯はいたって普通、汎用性のある日本でも簡単に手に入るK-07芯でした(パワータンクは専用の替芯)。
▲加圧の機構は芯ではなく、恐らくこの軸上部にあると思われます。トンボ「エアプレス」と似たような仕組みでしょうか。
もしかしたら日本未発売なのはこの辺の特許絡みだったりして…。
低粘度インクではないがインクフローが良く書き味は悪くない
見た目はすこぶる気に入った。では書き味の方はどうかなのかといいますと、これが案外悪くない。
K-07芯といえば100円のジムノックなんかに入っている芯なので全然期待していなかったんですけど、加圧のせいなのか何なのか微妙に書き心地が違います。
ちょっと手元にジムノックがないので断定は出来ませんが、気持ちインクフローが良く感じます。濃く書けるというか。ここは後日しっかり検証したいと思います。
なおK-07芯は低粘度アクロインクのパイロットのBVRF-8F(又はEF)と互換性があるので、低粘度インクの書き味が好きで使いたい場合はそちらに交換してもいいでしょう。
▲実際に書いてみたところ。汚い字で申し訳ないです(;´Д`)
三菱のジェットストリームやエマルジョンインク採用のブレンのような滑らかな書き味ではありませんが、不快感の無い必要十分な書き味です。
あとノックした感触が妙に気持ちが良いです。バネが強いのかフニャっとせず絶妙な反発力があります。
X-701は見た目も機能も個性的なボールペン。ぜひ日本でも発売して欲しい!
加圧式ボールペンは各社出していますが、なかなかここまで個性的なボールペンはありません。
なぜ日本で未発売なのかはわかりませんが、個人的には発売されればとても人気の出そうなボールペンだと思います。
▲アメリカのAmazonからなら日本直送で購入が可能です。もちろんサイトは英語ですがアカウント作成もそれほど難しくないので気になった方は輸入してみてはいかがでしょうか。
▲一応日本のAmazonにもあるんですが転売価格なのでおすすめしません...。
▲加圧式は左利きの人にもオススメですし…。
ゼブラさん、ぜひ日本でも発売してくださいm(_ _)m
本日はここまで読んでくださりありがとうございました!