こんにちは、GEEQです。
発売から少し時間が経ってしまいましたが、今回は三菱鉛筆から満を持して発売されたジェットストリームのパーカータイプ替芯(リフィル)を紹介したいと思います。
三菱鉛筆のジェットストリームといえば日本が生んだ傑作油性ボールペン、世界に誇る超絶ヌルヌル低粘度インクです。
登場以来瞬く間に大ヒットし、今や「滑らかな書き心地のボールペン」の代名詞と言える存在になりました。水性インクの好まれる欧米での売上も非常に好調なようです。
今回このジェットストリームが遂にパーカータイプのリフィルを追加したということで、喜ぶ人はかなり多いのではないかと思います(僕もその一人)。
だって、正直書き味は今ひとつな海外の高級ボールペンでも規格が合えばあのジェットストリームのリフィルが使える訳ですから…!
海外メーカーのボールペンに入れて試してみました!
パーカータイプというのは所謂G2規格の替芯のことを指します。本家パーカーをはじめ、ペリカンやファーバーカステル、モンテベルデなど多くのメーカーで採用されている規格です。
とは言え同一規格でもメーカー毎微妙に形状が異なる場合もあるので、手持ちのパーカータイプを採用しているペンに入れて確認してみました。
▲上がパーカーのリフィル、下が今回購入したジェットストリームのリフィルです。
▲殆ど形状は一緒ですが、画像のように芯を真上から除いて見ると穴の直径が僅かに異なります。このような微妙な違いがあるので念のため事前に確認した方が良さそうです。
▲こちらが今回確認に使った手持ちの海外メーカーのボールペン。
①ペリカン「スーベレーン」
写真左はペリカン「スーベレーン」です。ペリカンの特徴である縦縞が美しく、デザインが気に入って使っています。ただ重量がやや軽いため、純正インクだと少し筆圧を掛ける必要がある気がします。
その点で言うと筆圧を掛けなくても滑らかに書けるジェットストリームとはとても相性が良いと思いました。
②カランダッシュ「849」
写真真ん中はカランダッシュ「849」です。
カランダッシュの純正リフィルであるゴリアット芯は、海外メーカーの中では滑らかなリフィルです。そして実はパーカータイプとは形状の異なるオリジナル規格。
しかし試してみたところ使えてしまいました。
▲似てはいますが長さも微妙に違います。でも問題なく使えました。
ゴリアットも滑らかですがやはりジェットストリームインクやパイロットのアクロインクと比べるとやや見劣りするので、交換する価値は充分あるかと思います。
カラーバリエーションや限定のコラボモデルが非常に多く、お値段も手頃なボールペンなので、お気に入りのデザインにジェットストリームの書き味を足してみてはいかがでしょうか。
③パーカー「ジョッター(スペシャルエディション)」
写真右は本家本元のパーカー「ジョッター」です。これは模様の入ったスペシャルエディションですね。
パーカー、実はお世辞にもそんなに書き味が良くないんですよ。ジョッターのような軽いモデルは特に…。書き出しで掠れるなんてしょっちゅうでしたからね(-_-;)
お手頃な価格でこのデザインというコスパの良さなのですが書き味だけがちょっと不満なモデル。なのでジェットストリームの登場はまさに渡りに船という感じ。
▲ちなみにパーカーは書き味サラサラのゲルインクも今年発売しました。こちらも滑らかで発色が良いのでお好みに合わせて入れ替えられます。
海外メーカーのペンでもほぼ問題無し!しかし中には若干コツがいる場合も…。
という訳で上記3本は問題なくジェットストリームのリフィルが利用できました。
別の日に友人のモンテベルデでも試してみましたがこちらも問題無し。パーカータイプの替芯であればほぼ大丈夫かと思います。
ただ手持ちのペンで一本だけ入れ替えにコツが必要なペンがありました。
▲それがこちらのystudio「ブラッシング・ボールペン」です。
先述のようにジェットストリームのリフィルの真上にある穴の径がパーカーよりも若干小さいため、そこに差し込む部分が入らずネジを最後まできっちり締めることが出来ませんでした。
そこで穴には差し込まずにネジの締め具合を固定可能なギリギリまで緩めに調整すると大丈夫だったので、ペンによっては稀にこのような対策が必要かもしれません。
こうしたレア(?)なケースもありますが、とにかく日本の優秀な低粘度インクが海外メーカーのデザイン性の高い&高級なボールペンで使えるというのはとても嬉しいですね。
他メーカーも優秀な油性やゲルインクで出したりしないかな〜と期待してしまいます(*´∀`*)
本日はここまで読んで下さりありがとうございました!